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TEL. 0765-54-0201

〒938-0801 富山県黒部市荻生2711

稱名寺について

含暉山稱名寺の基本情報



宗名 浄土真宗(じょうどしんしゅう)
宗派 本願寺派(ほんがんじは)   ※ご本山…西本願寺(京都府京都市)
山号 含暉山 (がんきざん)
寺号 稱名寺 (しょうみょうじ)
住職 第24代住職
   國香 正了(くにか しょうりょう)


稱名寺の由来

CEO  当寺は、現在の茨城県結城市にある関東7ヶ大寺のひとつ・親鸞聖人旧跡高田院新居山[あらいざん〕稱名寺の分かれです。
 当寺の入口(長屋から曲がる角)に古い石碑が立っており、「二十四輩第二番関東稱名寺分地」と刻まれています。
 親鸞聖人の門弟より直弟24人を選んで、二十四輩と称し、この直弟の遺跡には番号が付けられました。
 普通史上では、24輩第2番の遺跡は、真仏房[しんぶつぼう](常陸の大掾、平國香の子孫)が創建した栃木県芳賀郡二宮町高田の専修寺を指しますが、結城稱名寺もまた真仏房を開基としており、24輩第2番の遺跡とされています。

 結城の城主結城朝光[ゆうきともみつ](小山正光の息子、源頼朝の実子)は、親鸞聖人に帰依し、建保4年(1216)に、常陸国新居村にそうあん草庵を建立し、嘉禄元年(1225)に、草庵を結城本郷西の宮に移転、一宇を建立し稱名寺と命名、真仏房を開基として迎えました。

 正嘉2年(1258)に真仏房が50歳で入寂。真仏の長男信証(朝光の娘婿)が2代稱名寺を継ぎました。

 その結城稱名寺七代耀佛[ようぶつ]の次男、寂照[じゃくしょう]が法師武者として越中に来て、明徳元年(1390)に朝日町道下に一宇を創建、布教に従事、当寺の開基となりました。その後、旧荻生地区辺(現在の一宿、青木等含む)を始め所々に道場を建て教勢を拡張していったのが、含暉山稱名寺の由来であります。
 第5代(住職名不明)の時、信証の生まれた地名と結城の寺号から、芳賀稱名寺と名のり、現在の地に建立(年代不詳、現境内にそのころの古木有り)、しかし、越後の長尾氏領内における一向宗禁令の余波により衰微の一路をたどります。

 しかしながら、弘治2年(1556)結城稱名寺第16代信禁[しんきん]次男證洗[しょうせん](当寺第8代)は石山合戦の功を讃えられ、本願寺第11代顕如上人より現在の朝日町道下に建立した一宇に結城と同じ新居山稱名寺と山号を賜りました。
 その後、急速な発展を遂げ、現在の入善町青木薬師坪(青木から一宿りに移る辺)に仮住した後、第十代正圓が慶長元年(1596)に現在地に再び本堂、庫裡を建立し、慶長8年(1603)に本願寺第12代准如上人より再び稱名寺と賜ります。

 この年、仏師渡辺康雲作の木造本尊を安置(明治12年修復)されたました。
 この時、道下から荻生までの広範囲に24ヶ寺の下坊主[したぼうず]があったと記されており、当寺の全盛期を実現しました。
 しかし、本願寺の東西分裂にともない下坊主がことごとく東に転派し、第12代、第13代(宝永年間1704〜1710年頃第1度目の火災)の頃は混乱状態にあっと考えられます。 
 しかしながら、第14代正撰[しょうせん](上市町淨泉寺次男、八尾聞名寺外孫)が入寺してからの寺基がは再び堅固となり、第15代正集が本山に余間という高い僧位の申請をしていることからもその当寺の様子が察せられます。

 このようにして、現在の地を寺基とし、第十四代まで法灯が継承され続け、稱名寺を護持発展させてきたのであります。


含暉山の由来

 開基以来、梵鐘は数回鋳造されてきたものと考えられます。昭和18年、大東亜戦争のため供出した梵鐘には、明和2年(1765)と銘されており、第16代正慶(浦山善巧寺の婿、娘を明教院へ入嫁)の時、鋳造し、鐘楼が建て替えられ、平成14年山門横に移築、この度の大遠忌事業により解体されました。
 また、この梵鐘には明教院釋僧鎔[そうよう]の銘文があり、含暉山稱名寺と銘されております。
 これは、生き仏と崇められた空華主人(僧鎔の開いた空華学舎の主人、つまり僧鎔本人)の発案で、当寺の将来を祝福して含暉山と号したものです。
 以来、新居山と含暉山の二つの山号が使われてきましたが、第22代正雄が含暉山を好み、現在、含暉山稱名寺と称しています。
 なお、この度の大遠忌事業として梵鐘を新しく鋳造しましたが、先代の梵鐘もまた、高岡老子製作所において昭和22年に鋳造されたものであり、その梵鐘には明教院の銘文をそのまま取り入れてありました。



稱名寺の歴史年表



稱名寺の境内



稱名寺の大法要

昭和39年10月31日より11月2日
 親鸞聖人700回大遠忌法要

・昭和52年6月18・19日
 御門主御巡教・御親修 親鸞聖人誕生800年慶讚法要

・平成5年6月5・6日
 前門主御親修 寺基移転400年慶讚法要・門信徒会館落慶法要

・平成11年5月8日
 第24代釋正了住職継職奉告法要

・平成15年5月18日
 蓮如上人500回大遠忌法要・本堂庫裡等修復落慶法要

・平成26年6月1日
 親鸞聖人750回大遠忌法要・鐘楼再建山門修復落慶法要

バナースペース

浄土真宗本願寺派
含暉山稱名寺
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